かっちゃんの置かれている状況をもう少し理解してもらいたい
父は僕が中学一年生の時、心筋梗塞でなくなった。
となり村の貧乏開業医である松崎医院の五男として生まれた父は
歯科医師と医師の2つのライセンスを持っていた。
父ばかりでなく、松崎医院の息子たちは、みんな2つのライセンスを持っていた。
その訳を、父はこのように説明してくれた。
僕の父方の祖父、松崎学先生は五人の息子を医者にしようと思っていたが、昔の事とはいえ、五人の医学校の学資負担は多額だった。
祖父は授業料の安い、歯学校に息子たちを入学させたのだ。
歯科医師になった息子たちに、こう宣言した。
もう
お前たちの面倒はみてやらん。自分で学費を稼いで医者になれ。
道目木村の名医で
門前市をなす繁盛ぶりだった松崎学先生は
医者になった息子たちを全員養子に出した。
貧しい患者さんから治療費を取らない松崎学先生は、繁盛していても、裕福ではなかったのだ。
養子に出された息子たちの子孫は日本各地で医業分野で繁栄している。
しかし
繁盛していた松崎医院は跡継ぎがないので消滅してしまった。
敬虔な浄土真宗の門徒で無私の生き佛だった祖父母は
子孫がたまにしか訪れない、道目木のお寺でひっそりと眠っている。
おじいちゃん、おばあちゃん
孫のかっちゃんは、いつもあなたたちのことを思いだしてお経を唱えてますよ。
父の話しに戻ろう。
父はケチでその上にハングリーな人だった。
村で有名な乱暴者で、さらに村一番の泳ぎてだったそうだ。
百年ぶりに生まれた一人息子である僕の教育方針で
スパルタ教育の父と僕を溺愛する祖母とはいつも対立していた。
僕にとっては
複雑な教育環境だった。
泳げない僕を、父は手漕ぎボートに乗せて、沖に連れていった。
人間が本能的に泳げるようにできている。本能を目覚めさせればいいのだ。本能はピンチになればおのずと目覚めるものなのだ。
というのが父の理論で
いくつかの本能は目覚めさせてもらったが、泳ぎの本能は目覚めず、水に対する恐怖心だけが刻みこまれた。
それを知った祖母と母の連合軍は父を攻め続けた。
父は悪くない
根性なしの僕が悪いのだ
子供は甘やかしてはいかん。貧しさを教えねばいかん。ハングリーさが 成長のエネルギーになるのだ。
お父さん
ありがとうございます
お父さんのおかげで
かつやは成長できました。
僕が食事するとき
みんなが
僕がハングリーな少年だったことを理解しています。
iPhoneからの投稿
かっちゃん CARE&CUREで人と向き合う。
https://www.maniado.jp/community/neta.php?NETA_ID=3939
ケンタッキープライドチキンの創業者カーネルサンダーズが熱心に活動していたフリーメイソンのボランティア組織
ミスティック・シュラインのメンバーになったぜ
中身をばらすことは固く禁じられているのだが
ミスティック・シュラインはイスラムの互助組織を模して成立したので
儀式はイスラム風だ
フリーメイソンの儀式がユダヤ教っぽいのに
いきなりイスラム式になってとまどうかっちゃん
米軍三沢基地のロッジの先輩brotherに祝福されてるかっちゃん
フリーメイソンが宗派を越えて友情を育んでいる秘密がわかってきたぜ