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磐梯山を眺めながら出来たてのビールを味わえる「」を散策した後（記事は）、訪れたのは会津若松の郷土料理、が食べられる「」へ。

輪箱飯(わっぱめし)は、曲げわっぱ（輪箱）に米と具材を入れて高温の蒸気で蒸しあげた料理のことで会津地方の伝統的な郷土料理です。会津には輪箱飯を食べさせてくれるお店は数軒ありますが、その中でも1970年（昭和45年）に開業し、鎌倉時代から続く下野（しもつけ）街道の旧家、絲澤舊陣屋（いとざわきゅうじんや）を移築復元した風格を漂わせる「田季野」へお邪魔しました。

平日に加えて敢えてランチ時を外して伺ったので、比較的店内は空いておりました。

メニューを見ると、元祖輪箱飯については

・会津セット（会津蕎麦と五種わっぱ） 2,200円
・よくばり輪箱飯（ぜんまい・茸・蟹・鮭・玉子・磐梯竹の子・いくら） 2,200円
・五種輪箱飯（ぜんまい・茸・蟹・鮭・玉子） 1,900円
・鮭輪箱飯 1,470円
・鮭親子輪箱飯 1,900円
・いくら輪箱飯 2,200円
・鮎輪箱飯（数量限定） 1,900円
・かに輪箱飯 1,900円
・きのこ輪箱飯 1,900円
・ぜんまい輪箱飯 1,800円
・けっとばし輪箱飯（馬肉） 1,500円

すべてに前菜2品、味噌汁、お新香が付いてきます。

もちろんメニューは輪箱飯だけでなく、予約限定の会津会席や田楽、会津地方の山菜など郷土料理が目白押し。お酒のメニューも福島の地酒など本当に多種多様なこのお店だけで会津を味わい尽くすことが出来ます。

今回は、「五種輪箱飯」を注文しました。

五種輪箱飯 1,900円

まずは前菜から。前菜は、馬肉と牛蒡を炊いた煮付け（左下）に、切り昆布（中央）、そしてお新香（右下）です。

会津の馬肉はあっさりとした美味しさが特徴で、牛蒡の風味と相成りやさしい味付け。

青々とした切り昆布は占地の出汁が沁みて口中にトロリとした旨みが広がります。

お味噌汁は、追加料金を払えば「こづゆ」に変更することも可能です。

そしてこちらが待ちに待った宝石箱のような輪箱飯です。

具材は、ぜんまい、茸、蟹、鮭、玉子が惜しげもなくご飯の上に敷き詰められています。

頂いてみます。

思わず柏手を打ちたくなるような旨さ。

山菜から溢れだした特有の香り、歯ごたえ、旨味が輪箱飯に染み込み、"山の幸"の旨味を存分に味わうことができます。そしてその山の幸に鮭や蟹の"海の幸"、海鮮の旨味が見事にマリアージュし、筆舌に尽くしがたいほどの格別な味わいです。

ご飯の炊き加減も完璧で、熱々としていて口の中でほぐれるようにふっくらとしています。ご飯はその"山"と"海"のコラボレーションによって深い味わいを演出し、舌を楽しませてくれます。

一人で何度も美味しいと感嘆の声を漏らしながら食べていました。

店内の様子。

youtubeに「田季野」がご紹介されていました。

如何でしょうか。会津の四季を奏でるような豊かな味わいを楽しめる輪箱飯は、会津名物であり、この田季野の先代が考案して会津に根付かせた創作料理だといいます。

私は旅に行くと、各地方の郷土料理を必ず食べたいと思い、その郷土料理を食べさせてくれるお店の営業日や営業時間から旅のスケジュールを逆算して分刻みのスケジュールを立てます。中には営業時間が限られるお店があるので、いつも旅のスケジューリングをするときに頭を悩ませます（それが旅行計画を立てる面白さではありますが）。ここ「田季野」さんは11:00～22:00と比較的自由に空いているので助かりました。

会津に行ったときには、この会津の食文化も楽しみたいものですね。

店名：
住所：福島県会津若松市栄町5-31
TEL：0242-25-0808
営業時間：11:00～22:00
定休日：無休
備考：

【味】
★★★★★
【価格】
★★★★★
【雰囲気】
★★★★★
【サービス】
★★★★★
【混雑】
★★★★☆

written by たみと（たー）

お次は、「」をお届けするのでお楽しみに！