我輩はかっちゃんである

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杉山

「泣いてちゃわかんないんだけど」

愛ちゃん

「愛ちゃんが泣いてるのに、会ってくれないの？」

杉山

「ごめん今日は無理」

愛ちゃん

「何で？」

杉山

「無理だから」

愛ちゃん

「女でしょ」

杉山

「違うよ」

最低だ。俺は。

愛ちゃん

「じゃあ何？」

杉山

「仕事だよ」

またしても最低だ。俺は。

愛ちゃん

「嘘つかないで。女でしょ」

杉山

「だから、違うって言ってんだろ！！！」

本当にまたしても、またしても最低だ俺は。

ただ何かが起きた。きっと何かが起きた。

心配だ。

本当に心配だ。

杉山

「今どこにいるの？」

愛ちゃん

「池袋のビックリガードのところ」

杉山

「わかった少し待ってて。」

そう言って電話を切る

さてと。どうしよう。。

秘書兼女に電話をかける

杉山

「ちょっと直ぐに戻ってきて」

頭をぐるぐる回した

仕事とは言えない

なぜならば、秘書だからだ。

俺よりも俺のスケジュールを把握してる秘書に向かって仕事っていう俺の宝刀は切れない

どうする俺？

どうするんだ俺？？

そんな事を考えているうちの秘書が戻ってくる。

秘書兼女

「大丈夫？電話、愛ちゃんからだったよね？」

知ってんのか。。

杉山

「うん。っていうか、愛ちゃんなんで知ってんの？」

秘書兼女

「一回みんなでのんだじゃん。まだ続いてるの？」

杉山

「続いてるっていうか、昨日から突然連絡がきだしたんだ」

秘書兼女

「そうなんだ。でも何かあったんだよね？」

杉山

「うん。たぶん。ひさすら泣いてるし。。ごめん。心配だから会ってきても良い？」

秘書兼女

「うん。私帰った方が良い？」

杉山

「平気だよ！」

って男前なことを言ってしまう俺

いずれにしても俺はびっくりガードに向かう

そして愛ちゃんと会う

びっくりガードの前にあるセブンイレブンに愛ちゃんはいた。

杉山

「平気？どうしたの？何があったの？」

愛ちゃんはただひたすら泣いてる

杉山

「ここ、会社の目の前なんだ。。だから取り合えずホテルに入ろう」

そう言って、なぜか俺たちはラブホテルにはいる

杉山

「何があったの？」

愛ちゃん

「かっちゃんにめっちゃ飲まされた」

杉山

「そうなんだ。最近全然あってないなー」

愛ちゃん

「あなたも来るって聞いたからいったんだけど、めっちゃ飲まされて、ホテルに行った」

杉山

「えええええええええええ？？？？嘘でしょ？！」

愛ちゃん

「ほんと」

杉山

「何で？何でそうなったの？」

愛ちゃん

「めっちゃ酔ってふらふらで。。。休もうって言われて。。

あの人の彼女は私の友達だし。。変なことにはならないと思って」

杉山

「それで？！」

愛ちゃん

「無理やりされそうになったから、逃げてきた」

杉山

「そうか。。。。」

俺はこの時、そうか。。しか言えなかった。

にも関わらず、自分の女でもないのに、何だろう。。

男ってさ、、

自分の女でもないのに、

自分の女でもないのに、自分に好意を持っている女を自分の女扱いしてしまうことがあったりする

この時の俺がそうだった。

単純なのか、馬鹿なのか

自分の女でもないのに、自分に好意を持ってる女全てを女扱いする。

自分の女でもないのに、過去付き合っただとかやった女は今でも自分の女だしいつでもやれると勘違いする。

自分の女でもないのに、過去付き合っただとかやった女が新しい男ができたって聞くと頭がおかしく

なりそうになる。

自分の女でもないのに、過去付き合っただとかやった女が結婚って聞くと、もっと頭がおかしくなりそうになる。

男ってのは本当に気持ち悪い

ただ

この時の俺はそんな客観視できる余裕もなく、

ただ、ただひたすらに気が狂いそうになる。

そして俺はとっさに。。

続

そぅ！！！