おでこ着てるだけで注目!?
がりがりがりがりっ。
今日聞こえるのは、いつもの鼻歌じゃなくて気合いの声。
俺は雅紀の家のリビングのソファに凭れて、ソファを陣取ってるじんたんとふたり………ってのも変だけど、まあとにかくじんたんとダイニングで昔ながらのかき氷機と戯れてる雅紀を見てた。
『しょーちゃん、あのねっ』
って、小学生の作文かよって突っ込みたくなる昨夜の電話の第一声に、俺はぶってなった。
なんつーか。
雅紀は、かわいい。
『うちでかき氷機発見したんだよ??シロップも買って来た??明日作るからしょーちゃん食べに来て??一緒にキンキンしよう??』
一緒にキンキンはできればしたくないけど。
ん、行くわって。
俺の顔が超デレデレ顔になってたのは、雅紀には内緒だ。
「とりゃああああああっ」
がりがりがりがりっ。
がりがりがりがりがりがりっ。
その必死さが面白いっつーか、かわいいっつーか、なんつーか。
男相手にかわいいっておかしいけどな。
かわいいって思うんだからしょうがないよな。
雅紀は手を繋いでハグしてキスする相手だ。
『そういう』対象の相手だ。
だから、しょうがない。うん、しょうがないんだ。
「やたーっ??できたーっ??見て見てしょーちゃん、できたよ??」
「おー。お疲れ。おめでとう」
「ありがとー♪ねぇ、しょーちゃん僕知らなかったよー」
「何が?」
「かき氷ってスポーツなんだねっ」
ぶっ。
満面の笑みでおでこの汗を手で拭う雅紀が、笑いつつも本気でそう言った。
ウケる。
かき氷がスポーツって何だ。初めて聞いたわ。
雅紀が雅紀過ぎて笑える。
「しょーちゃん、いちごとメロンどっちがいい?ミルクもあるよー」
「んじゃメロン。ミルクも」
「かしこまりまりましたー」
「まり一個多い」
「え?」
「………何でもありません」
「え?何?あ、じんたんにもあげるね、かき氷。っていうか砕いた氷?シロップは甘すぎてじんたんおでぶちんになっちゃうからねー」
ちょっと待っててじんたんたーん♪って。
雅紀のまわりに音符が飛び始める。
「いいなあ、お前。雅紀に溺愛されてて」
雅紀がかわいすぎて、じんたん相手にジェラシーメラメラ。
俺だってらぶらぶだけどなっ。負けてないけどなっ。
じとってこっちを向いたじんたんを、両手でぐりぐりしてやった。
そしたらベロンって、鼻の頭を舐められて。
………雅紀の飼い犬に励まされた。
くうううううってちょっと乱暴に撫でてやった。
雅紀はおれのだからな。
そんな声さえ聞こえて来そうだ。
「お待たせしましまー」
「お待たされしましまー」
「あれ?」
「………お疲れ」
「ちょー疲れたよ。ホントにスポーツだよ」
「年代物だからじゃね?」
「それはあるかもー」
はい、どうぞ♪
それっぽい器に山盛りのかき氷。俺はメロンで雅紀はいちご。
ミルクもたっぷりでうまそうだ。
「じんたんもどうぞー。毎日暑いからねー」
はいって床の上に置く、じんたん用の器にちょっと溶けかけた氷。
じんたんはソファからのそっと降りて、がぶがぶ食べ出した。
「犬って頭キンキンしないのかなあ」
「………どうだかな」
あっという間に完食したじんたんを、撫で撫でしながら不思議そうに見てる雅紀がウケる。
「食おうぜ、雅紀。溶ける」
「あ、うん」
いたーだきますっ。
だからどうしてノリが小学生なんだ。
ずこってなりつつ、俺は雅紀が汗だくで作ったかき氷を美味しくキンキンしながら頂いた。
「しょーちゃんの舌みどりー」
「雅紀はピンクだな」
お互いにべーってして笑って。
何となくそのまま。
どちらからともなく。
………キスを、した。
おしまいv
おでこがキュートすぎる件について
それでは解説していきます。
【ポイント1 濡らす】
使ったのはビオロジーリペアミスト。毛先にも使えて万能です☆
2、流す方向と逆に乾かします。
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4、プロダクトワックスを揉み込み、クシで梳かしたら完成。
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クシで梳かすことで、まとまりとツヤが出ます。
完成です☆
最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m
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