手料理ジャーナル
今日、無事に30歳のお誕生日を迎えることができました。
今まで、応援してくれている皆さん。
本当にありがとう！
そして、これからもよろしくお願いします。
嫁いで初めてのお誕生日。
“ありがとう”
“これからもよろしくお願いします”
そう、伝える事が出来るお母さんが、
2人になりました。
嬉しいですね！
今夜は、お家でパーティー。
旦那さんがご飯を作ってくれました。
旦那さんの手料理は3回目。
初めては『豚丼』２度目は『ぶり大根』
そして、お誕生日ディナーは、
私リクエストの『ロールキャベツ』
いろいろ悩み…私も作ったことのないメニューを！
と思い、キャベツ好きなのに、未だチャレンジしたことのない、
ロールキャベツをリクエストしました。
大阪に引っ越してきてから、
初めて台所に立つ旦那さん。
IHヒーターの使い方にドギマギ。
その他にも、
「サランラップどこ～？」
「塩は？コショウは？」
と、当たり前ですが、どこに何があるかまったく把握しておらず（笑）。
しかも、コンソメは買ってきているのに、
「ナツメグってある？」
ちょうどあったからよかったですが、
コンソメよりもナツメグ買ってきた方が安心でしょ。
と、ツッコミたくなったり。
キャベツ茹でるだけで、
キッチンもくもく。理科の実験しているみたい。
鍋小ちゃすぎるやろ（笑）。
それからは、あまり口出しせずおとなしくしていたら、
出来上がりー！！
心配していましたが…
じゃん
しっかり巻けてます。
肉汁もじゅわ～！
ホテルで出てくるようなクリーミーなコーンスープも。
今夜は贅沢にシャンパンぱ～ん
ご馳走さまでした
幸せなお誕生日を過ごしてます。
ありがとう。
良い歳を重ねて、
素敵な30代にしたいと思います！
おいしさと手料理健康
由依「友香ー？友香？」
友香「ん・・・」
由依「ご飯ありがと。」
友香「んー。んん・・・」
まだ寝ぼけているのだろうか。まぁいいや。
私はイスに座ってご飯を食べた。
由依「おいし・・・い」
普通に生きてきた子供がいう「おふくろの味」というやつなのだろうか。
私にはその言葉を言えるような環境で育ってきてはいない。
「育児放棄」をされていたから。
私にはずっとコンビニのおにぎりしか与えられなかったから人が作った手料理を食べたことがなかった。
ポツン・・・ポツン・・
あれ、なんで・・・
目元を拭っても拭っても涙が溢れ出てくる。
友香には見られたくないと思って友香の方を向いたら寝ていたので安心した。
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友香side
あ・・・由依先輩泣いてる・・・
その時急に由依先輩がこっちを向いたのであわてて目を瞑った。
由依「ぐすっ・・・ぐすっ・・・」
泣きながらも箸を休めることなく食べている先輩の姿に胸が苦しくなった。
由依「ごちそうさまでした。」
友香「あ、はい！」
思わず声が出てしまった。
由依「なんだ。友香起きてたんだ。美味しかったよありがとうね。」
友香「いえいえ。」
由依「もうこんな遅い時間だし送っていくよ」
友香「え？」
時計を見ると10時を指していた。
由依「ほら。行くよ」
由依先輩は私の手を握って外へ出た。
友香「で、でも私の家由依先輩の家から1時間以上かかります・・」
由依「いいの。ご飯作ってくれたお礼だし。」
友香「あ、ありがとうございます」
由依「友香これつけて。」
先輩に渡されたものはサングラスとヘルメットだった。
友香「へ？」
由依「サングラスは不良に見せるためでヘルメットはバイク乗るからね」
友香「バイク！？」
由依「うん。でも二人乗りは禁止されてるからねぇ。チャッチャといくよ」
友香「あ、はい！」
私は由依先輩の後ろにまたがった。
由依「なにしてるの？早く捕まらないと危ないよ」
友香「う・・・失礼しまーす」
私はおずおずと由依先輩の腰に手を回した。
由依「よし。行くよ」
ブイーンと音を立ててバイクは出発した。
