アポについての開運情報サイト

今日はキミチャレ（瀬戸市の小４～中３の夏休みのプロジェクト型学習）サポーターとしての活動。
ええ、わたしもたまにはやるんです。優秀なサポーターさんが忙しいと登場します（笑）
キミチャレは子どもが自分でやりたいことを、どうやるか考えて
全部自分でやるプログラムなので、基本的に大人は出番ありません。
が、行き先のご都合で「大人同伴」をご所望のことはよくある。
あるいは、場所が車じゃないと行けなくて、ってこともある。

今回は前者の「先方が大人同伴をご所望」だったので
時間が空いていたわたしが付き添いましたよ。
（ここに至るやりとりは、全部本人がやったんです）

行き先は、鉄ちゃんのＭくんがどーしても行きたかった名鉄「犬山検査場」
…その名前さえ初耳なわたしは、もちろん何の役にも立ちません（笑）

アポを取って場所を調べて、待ち合わせのご指定もされて
わたしはただ「言われたところに行くだけ」です。楽。
犬山駅ホームに集合だったんだけど、
鉄ちゃんの思考回路がさっぱりわかってないわたし。
指定の時間に着く電車がないじゃん、と思い（これが間違い）
大分早い時間に着く電車にのって、ホームのベンチでノンビリ待ってた、ら
…あれ？向かい側のホームにそれらしき少年が電話してるよ。。。

「おーい！●●くん～！」２度叫びましたよ（笑）

犬山駅にたどり着く路線が違ってたね。
わたしは何も考えず、自分ちから一番行きやすい方法で行ったのだが
彼は、別ルート（そっちが王道？）から当然のごとく来ていた（一日きっぷ購入済みｗ）

会うなりいきなり弾丸トーク始まるＭくん。
なんて人懐っこいのだ。嬉しい。よかった。
そして、駅の外で待ち合わせのケーブルテレビさんと合流。
大人二人はＭくんの指示を待つ、、、のだがＭくん、プチパニックに。

「あれ、あれ、あれ・・・」
どうやら行き方がわからないらしい。
電話で教えてもらったようだが、駅からどっちがわっていうのを忘れた模様。
カバンをひっくり返して、ナニカを探してるんだけど、見つかりそうもなく。

「ねえ、駅の人に聞いたらどうかなあ」と助け舟だしてみたよ（笑）。
（わたしのスマホで検索するっていう手は最後の手段）
「聞いてわかるかなー」と弱気なＭくんだが、約束の時間が迫ってくる。
独り言をいいながら、聞こうと腹を決めた。
（わたしと、ケーブルテレビさんはじっと待つのみｗ）

さっき降りた階段を上って改札口へ。
きっぷ売り場の優しそうなおばさんに聞くと、先方は一瞬困り
「ここから１５分くらいなんだけど、地図がなくて・・・」と言いよどみつつ
口頭で道を教えてくれた（案外簡単だった）。

Ｍくんは急ぎ足で進む。
でも、何度も何度もわたしたちに「迷惑かけてすいません」って謝るので
「迷惑じゃないよー。わたしたち、ついていくだけだから（笑）」と伝える。
途中で時間を気にしながら早足になっていって、
ようやく目的地がちょっと先に見えた！Ｍくん、急に元気になった！

そしたら、電話で聞いていた道を思い出したらしく
そこからは細かい道の、曲がるポイントも思い出して無事時間通りに到着。
わたしは後ろを歩いていて、施設に入るのも、職員に声を掛けるのもＭくん。
親切な職員さんはこちらを見るんだけれども
「つきそいのスタッフです」と言って黙るわたし（笑）

あとはもう、鉄分の多い名鉄の車両担当さんお二人とＭくんの、
マニアックな「電車の整備話」で盛り上がり、わたしは何もすることなし
（ヘルメットかぶって見学は同行したけどねｗｗｗ）

事前に車両の掃除をしたい、って頼んでいたとかで、それもさせてもらい
１時間以上ていねいにあちこち見せてもらったあとで、用意してきた質問をして
最後に名鉄の方に「ここに就職する？」と言われたら「はい！！！」ですって

帰り道にＭくんに聞いたところによると、
最初は名鉄のお客様センターに電話して一瞬で断られて
「１時間落ち込んでました」とのこと。
でも「そのあとは全然平気になった」ときっぱり。
あちこちたどって「一番来たかった犬山」にたどり着けたみたいよ。すごいね

どうやらお父様は鉄分の人じゃないらしく（笑）
普段は電車話はしないＭくんらしいんだけど
でもこのアポが取れた時に「おおおーー！すごいなー！」って言ってくれたんだって

とっても嬉しそうだったよ。

キミチャレってほんと楽しい。
自分で決めたことを自分でやる子どもたちは、すがすがしいわ。
今年も他の子たちもぐいぐい動いてます。
涙あり達成感ありとがんばってます。
また、聞いてる話をときどき紹介しますねー。